漢方薬と薬の違い

漢方薬と薬の違いとは

漢方薬は、古代中国にルーツを持つ漢方医学に基づいて作られており、植物や鉱物などの天然資源を原料としています。このために、抗生物質などの現代医学で使用する医薬品のように症状自体をダイレクトに改善する作用はなく、身体全体の状態を良化させるということを目的としています。

 

ちなみに、漢方薬により身体全体の状態が良化するのは、だれにでも備わっている自然治癒力という能力が引き出されるからです。

 

これは、元通りに戻すというもので、自然な状態に回復させます。このために、良化するスピードは基本的には緩やかで、飲んですぐに良くなるということはほとんど起こりえません。

 

しかし、身体への負担も軽いので、人工的に合成した成分が配合されている医薬品のように、副作用が発生するという危険はありません。

 

この安全性が高いということが漢方薬と通常の医薬品との一番の違いで、効き目が遅いというデメリットがありながらあえて選択するという人も少なくはありません。

 

特に、子供や高齢者のように抵抗力が弱い人に対しては、安心して利用できるということで漢方薬が使用されるケースが多くみられています。

 

なお、このように現代医学の医薬品とは異なった魅力を持つ漢方薬は、非常に多くの種類があり、それぞれの効果と効能には違いがあります。

 

このために、副作用がないからといってどれを選んでも良いというわけではなく、症状に合わせて適切なものを見つけ出さなくてはなりません。

 

また、安全性が高いといっても間違った使用はトラブルを引き起こす危険があります。

 

常に、用量と用法を守ったうえで正しい利用を心掛けなくてはならないという点は、現代医学で用いられている抗生物質と同じです。